杉岡でございます。

 今回、爆乳乱れ咲 忍乳伝にてSSの一部制作を担当させていただきました。

 作品は楽しんでいただけたでしょうか?まだの方はオススメできる出来だと自負しておりますので、一度ダウンロードしていただければ幸いでございます。


 堅苦しいのはここまで。


 幼女藩氏がSS倉庫を作ってくれたので、何もしないのもあれですよね。

 私が手がけました春花イカ触手攻めのSS、『くろのねむり』の後日談を掲載させていただきます。


 

 くろのねむりのさめるとき

 

どうやら切り抜けられたようだ。

と言っても、こちらの被害も甚大。まさかここに直接手を入れてくるとは……。

「甘かったわね、私たちも」

「ああ、少し舐めすぎていた」

 詠の運転する車の中で、私たちは呟いた。

 

 数分前の事。

 

 半蔵学院のイカ娘の拘束が解かれた瞬間、私は焔へSOSを入れていた。

 彼女の到着がもっと遅ければ、あのまま攻め続けられたらどうなっていただろうと、私ともあろうものが今でも震えている。

 焔は緊急事態のために用意されていた装置を起動させ、私たちの手の者の召集と、罠の起動を行なった。

「……ちっ」

 柳生はそれに感づくと、すぐに私を開放し、雲雀を連れてビルを脱出していった。

 

「連れて行かれなかっただけマシだと思ったほうがいいだろうな」

「ええ、柳生…だっけ?あれはいい忍だわ」

「へぇ、あんたが他人を認めるとはね」

「自分の力量をしっかり分かっていなければ私を確保しようとしたでしょうね。そしてあそこで力尽きていたでしょう」

 反対車線を大量の警察車両が走っていく。

「……これで、あそこは使い物にならなくなりましたわね」

 今まで口をつぐんでいた詠が、私を非難するように言った。

「仕方ない。私たちと繋がるモノを残しておく訳には行かないからな」

「ええ、そのとおりですわ。彼らのなかにも?」

 詠が警察車両に目を送り、言う。

「ああ、証拠は彼らが全て破棄してくれるはずだ……。ちっ、やはり爆破してしまったほうが良かったんじゃないか?こんな手間をかけなきゃいけないなら」

「それでは確実じゃないでしょう……」

 辛酸を舐めるとはこのことだろう。私は奥歯をかみしめた。

 研究結果の全てを失ってしまい、その上に人材も多く失ってしまった。また集め直しをしなければならない。

 これは私たちにとって大きな痛手だった。

「春花、貴女が遊びすぎたからでしょう?まったく・・・私たちに面倒をかけさせるのですもの」

 冷ややかな眼で、ミラー越しに詠は私を睨んだ。

「ええ、責任は取るわよ。私も遊びすぎたと反省しているわ……」

「じゃ、私は一等高価なパフェで宜しくお願いします」

「?」

「ああ、じゃあ私もそれで」

「……なに?そんなものでいいの?」

「処刑がお望みで?バカをおっしゃらないでください。ただでさえ面倒くさいものばかりが押し寄せてきているのですから、ここで人員を失うことがどれほど大きいことか貴女もお分かりでしょう?」

 更に冷ややかな瞳で詠は言う。

「あんたが研究中に半蔵学院の忍が突如襲撃。情報の漏えいを防ぐために緊急手段を取った、そんなところだろう。処罰は免れないだろうが、少しは刑も軽くなるだろう」

「ええ、ありがとう」

 表向きには一種のバイオハザードとされ、いずれうやむやにされるだろう。だが、私の失態に変わらない。

「……まだやらないといけないことだらけだ。遊んでいる余裕は今回のことで無くなったぞ」

「わかってるわよ。この屈辱は必ず返すわよ……」

 けたたましいサイレンを横目に、私たちを載せた車は繁華街へ向かっていった。